僕は「うつ」だ。世間には、こころの病気として知られている。僕はみんなに避けられている。みんな、僕に出逢わないように生きている。僕をやっつけるためのお医者さんがいる。僕を対処するための薬がある。 僕はかつて、高校生の君にひどくまとわりついてし…
朝、目が覚める。時計の針は五時を指している。予定より早く目が覚めた。あと一時間眠れる。ラッキー。 目が覚める。六時半。三十分寝坊。この世に二度寝に勝てる人なんているのだろうか。すぐに着替えて家を出る。 バスはもう間に合わないだろうか。半ば諦…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。